秋の日光マルシェを終えて

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昨年の秋、半ば勢いで開催した「日光マルシェ」も今回の「秋の日光マルシェ」で1年を経過しました。
その間、6月と7月に開催し、計4回を数えました。
課題は沢山ありながらも、この催しのために遠方からおいでいただける方も増え、「毎回まち歩きと共に楽しみにしている」「日光のまちの見方が変わった」などの感想をいただける事を嬉しく思います。
ひとりひとりに響いているという実感は本当に我々の成長のドライバーとなります。

関わっていただける皆様、応援して下さる皆様に感謝を申し上げます。

さて、普通は主催者としてはあまり語らない内部的な話しをしましょう。
日光といっても、小さな町です。実働の人口の少なさ、その負担はどの催しの実行についても指摘されます。諦める意味ではなく、仕方ないというところと思います。しかし、このマルシェについては行動すれば、仲間は増えるという感想を持っています。徐々にお手伝いいただける方が増えていることは、本当に有り難いことです。

一方でうまくは行かないことも、様々な意見に悩む事も、そして中には全くフェアーでないやり方での突飛な批判行動もありました。
しかし、それよりも前出のように、楽しんで下さる方々の多い事は明白であり、日光の「まち」としてのこの催しの必要性はコンセプトとして十分に確認されていると考えます。

これは後から聞いた話しなのですが、その昔、日光にも「連雀」といって、他地区、他地方から行商の人々が日光への参拝客へ向けた販売に訪れていた時代があったという事が古い文献に残っているそうです。いわゆる市ですね。
おそらく地元の商売(すでに店を構えている人々)はある程度安定していたでしょうから、町が自らそういった市を立てたりする必要性は無かった(というか感じていなかった)のではないかと推測します。
むしろ、町内以外の近隣含め外部からの人々が日光での商売を目指して、元気に市を立てていたのではないかと思います。
これって、なんだか今の日光マルシェにちょっと似てませんか?

・・・さて、日光マルシェ。まだまだ若い企画です。
これからのために、さっそく来年一年間の計画を立てようと考えています。
「誰のため」という事を忘れずに。

長く続ける事ができる楽しみの一つとして。

<岡>

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